クラウンメロン支所概要
日本のちょうど真ん中に位置し、気候温暖で肥沃な土地と豊かな清流を有する静岡県西部、天竜川以東の地域がクラウンメロンの産地です。クラウンメロン支所は、袋井市を中心に南北15km、東西20km、4市(袋井・磐田・掛川・浜松)1町(森)にわたる地域の温室組合員が集り、年間を通じてのメロン専業経営を推進し、一貫した生産・販売体制により運営されています。そして、日照時間の長さ、恵まれた自然環境という地の利と、長い伝統によって培われた高い栽培技術というマンパワーを活かし、国内でも屈指のおいしさと出荷高を誇っています。
名称 | 静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所 |
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住所 | 〒437-0056 静岡県袋井市小山219番地 |
電話番号 | 0538-42-4146(代) |
電話番号 | 0538-42-4146(代) |
FAX番号 | 0538-42-3208 |
クラウンメロン支所の歩み
静岡県の遠州地方で最初に温室栽培が始まったのは大正10年頃といわれています。現在の袋井市堀越で塚本菊太郎氏、永井虎三氏、村松捨三郎氏ら3名が共同で温室を始めました。以後、戦争、戦後の混乱期を経て、その後の高度経済成長の波に乗り温室栽培が急速に広まりました。その間、中小の組合が解散・統合を繰り返し、昭和39年クラウンメロン支所の前身となる丸静支所が発足しました。この頃から王冠マークのシールを出荷時に貼るようになり、その後「クラウン」印のメロンとして広く全国にその名を知られるようになりました。
クラウンメロンの歴史年表
大正 | 13年 | ○ホ促成組合結成。小林・鈴木両氏、夏メロン試作。 |
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(ユニバーサル種、リングリーダー種) | ||
14年 | 原田農園、カーター社よりアールス種を輸入。 | |
昭和 | 3年 | 中遠促成園芸組合創立。 |
12年 | 中静温室組合創立。 | |
17年 | 遠州一宮温室組合創立。 | |
29年 | 3組合第1回品評会を開く。 | |
39年 | 磐田温室農協丸静支所(現在のクラウンメロン支所の前身)として発足。 | |
株式会社静岡園芸事務所落成。 | ||
44年 | 静岡県温室農協発足。 | |
60年 | クラウンメロンの故郷である新宿御苑で開かれた’85年園芸文化展に参加、出展する。 | |
平成 | 2年 | クラウンメロン支所に名称変更。 |
3年 | 株式会社クラウンメロン新事務所落成。 | |
9年 | 県メロン品評会にて5年連続農林水産大臣賞受賞。 | |
16年 | クラウンメロン40周年を迎える。 | |
26年 | クラウンメロン50周年を迎える。 | |
令和 | 元年 | 8月1日 クラウンメロン支所と浜松支所が合併。 |
アクセスマップ
静岡県の遠州地方には、メロンの他にもいろんな特産物があります。気候が温暖であることや日照時間が長いことにより、多くの作物が自然環境の恩恵を受けています。袋井市、磐田市、掛川市、浜松市、森町のお茶やお米などは、この地域の基礎となる大切な農作物のひとつです。この他にも浜名湖周辺のうなぎや海産物、北遠地区の山の幸などがあります。北は南アルプス南麓の中山間地から、南に広がる遠州灘まで、自然の恵みがこの地域のくらしを支えてきました。
袋井市に目を向ければ、法多山・可睡斎・油山寺の遠州三山をはじめ、多くの寺社が点在し、旧東海道の歴史の重みを感じることのできる地域として詣でる人たちの心の拠り所になっています。
可睡斎のゆり、ぼたん、法多山の桜、松秀寺の睡蓮、三川地区のひまわり、梅山地区のコスモスなど、それぞれの季節の花も色鮮やかに咲き誇り、見る人を楽しませてくれます。
夏には袋井市の意気を示す「ふくろい遠州の花火」が開催され、多くの観光客が訪れます。
また、小笠山運動公園にある静岡スタジアム「エコパ」は、2002年ワールドカップサッカーや2003年NEW!!わかふじ国体の会場となりました。