種を蒔いてから約50日、いよいよ交配がはじまりました。
支所内にある研究温室では、ひとつひとつ手作業で交配を行なっていきます。
温室一棟に約200株×1株に3つ交配=600!!!
もちろん一斉に花が咲くわけではないので、3日~4日に分けておこなうのですが、他にも温室は沢山あるので
他の温室の管理もしつつ交配をしていきます。
これが雌花(めばな)です。
子房(しぼう)が膨らんでいますね。
これが雄花(おばな)です。
花弁をとってめしべに交配します。
この交配した雌花がどのように大きくなっていくのか、、、次回をお楽しみに!
種を蒔いてから45日目、定植(鉢で育てた植物を、最終的に 育てる場所に植えかえること
)から17日目です。
メロンの花が咲きました。メロンはウリ科です。
きゅうりやスイカと葉や花が似ていますね。
花が咲き始めると交配(受粉)の準備が始まります。交配するとそのあと50日くらいで収穫となります。
クラウンメロンは1本の木から1個のメロンしか収穫しませんから、交配する花もどれでもいいというわけではありません。
だいたい13番目~15番目くらいに咲いた花に交配をします。それにもきちんとした理由があります。
クラウンメロンでは隔離ベット栽培という栽培床を地面と切り離して限られた土量の中で肥料と水の量をコントロールして栽培しています。
13番目~15番目くらいの場所は茎もぐっと太く水や栄養分を吸収しやすい、メロンにとって最適な場所なのです。
この花が咲いている場所にメロンが実るわけですから、環境を整えてあげなくてはなりません。
メロンがのびのびと成長できるように、葉の向きを整え(葉は30~32枚。葉から光合成をするので、邪魔っ!とむやみやたらに採ってしまったりもしません。)光合成がしやすいように一本一本調整します。葉まで管理してるってすごいですよね。
すべてはたったひとつのメロンの為。
メロン作りには経験と技術と手間が必要とされます。
出荷するときに「娘を嫁にやるような気持ち」とよく生産者は口にしますが、ひとつひとつのメロンに子供を育てるような愛情をいっぱいかけているんでしょうね。
次回はいよいよ交配です。お楽しみに!
ちなみに定植して一週間後がこちら ↓↓ その10日後、こんなに成長します
11月16日(金)にクラウンメロン秋作品評会を開催いたします。
品評会には生産者が丹精込めた最高品質のメロンが多数出品されます。
今回は、地区予選を勝ち抜いた40点(1点は6玉)が本選に出品される予定です。
審査は
●糖度
●外観(見た目の美しさ)
●内容(食味、香りなど)
を評価し点数化して総合得点をつけます。
総合得点トップは「優等賞」(ゆうとうしょう)とされ
以下、1等(2点)、2等(5点)、3等(8点)までが入賞となります。
審査員は全国の取引市場の関係者と
今回はさらに特別審査員として
女性起業家として有名な「M2 Labo. ㈱エムスクエア・ラボ」代表の加藤百合子さんにご審査いただきます。
加藤さんは日本政策投資銀行「女性新ビジネスプランコンペティション」で大賞を受賞され、日頃、産地と消費者を結び付けるさまざまな取り組みをされている方です。
さらに、今回の特別企画として 品評会の観覧受付 と 出品メロンの特別予約販売 をいたします。
お申込みなど詳しくはこちらから → アグリグラフジャパン
めったに出回ることのないプレミアムな逸品です。ぜひこの機会にご利用いただければと思います。
クラウンメロンワインの2012年の新酒を発表いたしました!
今年の夏作クラウンメロン約700キロを原料にマンズワイン勝沼ワイナリーにて仕込みました。
2800本限定販売です。クラウンメロンの上品な香りと淡麗な味わいをぜひお試しください。
11月17日(土)新発売です。
主に静岡県内のお酒屋さんにて販売いたします。
遠方の方で宅配をご希望の方は下記のお店からお取り寄せができます。
静岡県袋井市旭町2-5-14 「酒のおおた」 TEL 0538-42-2017
袋井市長の記者発表にてご紹介
販売店など詳しくはこちらにお問い合わせください。
販売者 : 富士錦酒造株式会社 静岡県富士宮市上柚野532 TEL 0544-66-0005
10月28日(日)19:00~放送の ほこ×たて ご覧になりましたか?
収録は9月中旬の暑い日でした。
テレビ画面から伝わってくるあの緊張感。
本当にぶっつけ本番といいますか、台本があるわけではなくガチンコ勝負なんです。
本人もいくつの偽物メロンがあるのか本当に知らないし、ガラス越しに見る10個のメロンを観察できる時間もとても短い。
そして2度勝ち抜いているので、今回は難易度を上げる為に本物のメロンの中に他産地のメロンがかなり混ざっていました。
なんといってもメロン一筋42年の永田はクラウンメロンしか知りませんから、他産地のメロンの顔と偽物を見極めるのは難しかったと思います。
前回よりサンプルメロンも格段に本物そっくりでしたしね。
第4弾はいかに・・・?